sakai-shinkyuin’s blog

奈良県大和高田市築山で平成3年3月3日開院の【さかい鍼灸院】です。

消えゆく回数券の取り扱い状況20240229

回数券(正式には回数乗車券)といえば、どこの鉄道会社やバス会社でも取り扱いがありました。しかし、2011年2月29日の名古屋鉄道での廃止を皮切りに、各社での取り扱い終了が進行していき、2024年3月現在、JRで回数券の取り扱いがあるのは北海道のみです。大手私鉄でも2月29日の近畿日本鉄道京成電鉄、3月15日の京浜急行電鉄を最後に全て取り扱いが終了となりました。中小私鉄では、発売を継続する所もある様です。

発売終了日に購入した回数券カード。

今までは・・・

大半の回数券は、発売から3ヶ月間有効が多く、10回分の金額で11回利用でき、9.09%引きになり重宝していました。時差や土休日用になると、さらに割引率はあがりました。

以前発売されたいたJRの普通回数券。(2017-11-23)

近鉄では、普通、時差、土休日割引の3種類の回数券カードが発売されていました。

廃止の理由は?

SuicaICOCA等の交通系ICカード乗車券や、チケットレス乗車券の普及により回数券利用が減少し、コロナ禍による乗車率低下による経営悪化が主な原因の様です。鉄道会社も紙の切符よりICカードを普及させて、少しでも印刷コストや機器類のメンテナンス費用を削減させたいわけですね。

最近では、写真左のようなIC専用改札機も増えました。

これからは・・・
各鉄道会社ごとに、事前にお客様登録をしたSuicaICOCA等を利用して1ヶ月間に乗車した回数や金額により10%程度のポイント還元サービスに移行しています。3ヶ月間有効の回数券と比べると1ヶ月単位になる上、JR西日本では指定区間を月に4回、近鉄では乗車回数が月に11回以上と、カードや鉄道会社によりポイント還元サービスが異なります。各社が設けた最低ラインをクリアしないとポイントが付与されませんので注意が必要です。週に1・2回は電車に乗るという方には良いサービスかと思います。

記念SuicaICOCA

鉄道で残る回数券は・・・

ICカード利用でもポイントで代替できない通学用回数券、身体障がい者・知的障がい者・精神障がい者割引用回数券は、各社発売を継続しています。

今後も、各種割引用回数券カードは、駅員の操作により購入できます。(2024-03-01)

 

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